我々のもとを訪れたTさんは、「元の研究職に戻りたいんです」と語った。そこで数社に応募先を絞り込み、外資系の大手化学メーカーの面接に臨むことになった。その面接でのことである。「研究職っていっても、将来的には限界が来ますよ。見ればあなたはずいぶんと営業実績もいいじゃないですか。このままその職種で才能を伸ばしてみてはどうです?」先方の人事担当者にこう言われたTさんは悩んでしまった。確かに技術を理解してい
セールスエンジニアとして転職... の続きを読む
若い時期に有能な人々に高い賃金を払い、その後の上昇カーブを平坦にするという年齢勤続−賃金プロファイルの修正は、マクロ的に見た日本の経済社会構造の高度化、成熟化から見ても合理的である。これまでの年功的賃金の下における時間をかけた昇給カーブは、ひとつの企業に長い間勤め上げれば定年までには自分の家がもてるという生涯生活設計に見合った賃金であった。これは日本経済が発展途上にあり、とりわけ住宅ストックが乏し
住宅ストックと新しい賃金プロファイル... の続きを読む
これから将来にわたって今迄のように、長期安定雇用が一般的に維持できるかどうか、また維持すべきかどうかについては問題は全く異ってくる。それは日本経済をめぐる内外のメガトレンドの変化の下で雇用・就業構造は大きな変革を迎えざるを得ないのであり、またこれまでのような年功的賃金・雇用慣行を維持する合理性は益々乏しくなってこざるを得ないからである。したがって、現在の若い世代の労働力層、またこれから入職してくる
これからの賃金プロファイル... の続きを読む