ポイントは二八歳と三五歳

2011.12.24

「キャリアープラン」について、基本を述べる。三一、三歳で大学全学業してどこかの会社に就職する、という場合のキャリアープランを考えるうえでは、二八歳と三五歳の二つの時点がポイントになると思う。卒業がもう少し遅れる場合でも(早く卒業する場合よりも、試行錯誤できる期間が短くなるし、確かにいくらか「不利」ではある)、あるいは、一八、九歳の時点で就職する場合でも、ある程度は同じことが言えると思う。まず、二八歳までの期間は、自分の「職決め」のための試行錯誤が可能な時期だ。

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この期間であれば、業種も職種もすっかり変えてしまうような転職を、比較的無理なく行うことができる。一方、学生としての情報収集では、「働いた実感」がないので、最初からズバリ適職を見つけるのは難しい。就職選択の成功を期するとしても、ある程度の試行錯誤が必要な場合があることを覚悟すべきだ。試行錯誤が可能な年齢を二八歳までと計算したのには、大士かに二つの理由かある。一つ目は、仕事をある程度覚えるのに二年かかるとして、三〇代の前半を、仕事をすでに覚えた状態でフルに使いたいからだ。ある程度は養われているはずの仕事のスキルと経験、気力・体力、まだ失われていない新鮮な感覚、などの点から見て、ビジネスパーソンの実力的な全盛期は三〇代の前半だと思う。日本の多くの会社で、この年齢層が「戦力」として現場でフルに使われている。この時期に、「人材価値」につながるような実績を作らないと、その後に、それを達成することは難しい。「15歳を過ぎると、絶対に無理だ」などという他人の希望をすっかり否定するようなことを言うつもりはないが、かなり難しくなるのは事実だ。人材価値に対して働く「重力」に抵抗して人材価値を大きく持ち上げることができるのは、多くの場合、三〇代前半なのだ。





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