「内定辞退」続出の動き

2012.01.08

特に二〇一〇年に目立ったのが「内定辞退続出」という現象である。六月に入り大企業の間に「内定辞退」が相次ぎ、欠員が出た企業の担当者を慌てさせた。特に大手企業は買い手市場から今年、内定者が入社する歩留まりを高く見込んでいたために、内定辞退を受けたショックは大きかった。大手企業が一斉に内定式を開いた一〇月一日時点で、内定者が計画数を下回る企業が続出した。村田製作所、日本マクドナルド、オリックスグループなどだ。

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日本経済新聞社が大手企業七九〇社を対象に行った調査で、半数の三九〇社が計画に届かなかった。充足率で50%前後の企業も珍しくなく、25%という例もあったという。大企業が欲しい人材は「コミュニケーション能力」、「問題解決能力」、「チャレンジ精神」など各社の人材像はほとんど変わらないから、特定学生に集中する。求める人材像が似通っているために、同じような人材を奪い合う時代となり、内定辞退が増加するのもある意味当然なのである。リーマンショック後の新卒採用で業績不振を理由に学生の内定を取り消す動きが相次いだことがあったが、そのことが学生の内定辞退への抵抗感を薄れさせたという事情もあるようだ。





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