手帖を置き忘れた転職活動

2012.01.14

トドメがNさんが今勤めている建設会社の件だった。Nさんが置き忘れた手帖を最初に見つけたのは、A社の人事ではなく総務のスタッフだった。そのスタッフは手帖が待合室に置いてあったので、てっきり商談に訪れた人が忘れた物だと勘違いして、勤めている建設会社に連絡をしてしまったのだった。休暇を取っているはずのNさんがA社に現れたとすると、考えられるのは転職活動しかない。結局、Nさんは手帖を置き忘れたばっかりに三社の選考を棒に振り、おまけに上司にも自分が転職活動していることを知られてしまうという悲惨な目にあった。

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そういう事情もあって、今、Nさんは我々の元に相談に訪れている。さすがに精神的なショックは大きいようで、何事にも慎重になっている。Nさんに起きたことを運が悪かったと片づけてしまうのは容易だが、運も実力のうち、という言葉もある。その後も転職の選考で良い結果を出せないNさんを見ていると、そんな言葉を思い出してしまう。





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